おそらのうえで

今月も副学園長の子育てポイントを紹介致します。

 

「おそらのうえで」、これは生まれる前の記憶がある、つちはしすずのちゃんがお母さんのために書いた絵本の題名です。

内容を要約すると、すずのちゃんがお空の上の方で見ていて、自分でお母さんを選んで生まれてきたというものです。すずのちゃんは前書きでこのように書いています。「皆さんに一つ伝えたいのは、みんな誰にでも生まれてきた意味があるということです。必要とされていない命は一つもなくて、生きる意味も、全部自分が決めてきたということをどうか思い出してください」。そして、お母さんの優子さんは、「…かつて子どもだった私たち親も、同様に偉大な愛が自分の中にある」と言っておられます。あとがきは、多数の著書を出しておられる小児科医の池川明先生が、「多くのお子さんが(すずのちゃんと)同じようなことを言うのです。どのご両親を選ぶか、どんな人生を選ぶか、子ども自身の選択でこの世に生を受けるらしいのです。このことは多くの人にとって驚きでしょう。そのことに気がつけば、果敢にチャレンジして生まれてきた赤ちゃんに感謝することができるし、お子さんの人生を応援してあげたくなりますね」と記しておられます。

すずのちゃんが10歳の時の詩の一部を紹介します。

 (略) ママと パパと いっしょに なにか していると

いつでも こころが あったかくなるよ

     だいすきな ひとが そばに いてくれる こと

これって しあわせって ことだよね

     しあわせって むずかしくないよ

しあわせって かんたんだよ

 実は三鈴学園の生徒さんの中にも、同じように生まれる前の記憶があると話される方がいます。親子の縁は偶然ではないのですね。そう思うと、我が子がなお一層愛おしく、また親である自分たちの両親に対しても、改めて感謝の念がわき上がってくるのを感じます。

私たちは大きな「愛」で連なっているのですね。                               (三鈴)