楽しい教室ごっこ

 お子様の能力を定着させ、進展させるためには、毎日のコツコツとした学習・練習が不可欠です。基本的な知識・技能は、繰り返し反復して練習し、潜在意識の中に入れ込む必要があります。いろんな知識や情報・技能が入っていれば、脳の中でネットワーク回路ができ、素晴らしい『ひらめき』や『直感』として出てきます。幼児期には、とにかく毎日、楽しく学習・練習するという習慣化が大切です。

 

 一週間に一度の教室での取り組みだけでは、不十分です。教室での取り組みを参考にして、家庭でお母さん先生、お父さん先生が活躍し、毎日、時間を決めて楽しく教室ごっこをするのが大切なのです。家庭での素晴らしい先生になってもらうために、レッスンに入ってもらい、一緒に取り組みをしてもらっています。レッスンの中でのチェックポイントは、次のようなものです。メモノートを持参し、記録して帰り、家庭での教室ごっこに活かしましょう。

 (1)どのような取り組みをどのような順番でしているか。

 (2)わかりやすく、楽しく取り組みをするために、先生はどのようにしているか。

 (3)先生がどのように子どもを認め、ほめているか。

 (4)どのような教材が必要か。それはどのようにすれば手に入るか。

 (5)宿題や課題は何か。

 (6)家庭で取り組んだらいいものは何か。

 

 大切なのは、義務感でするのではなく、楽しいごっこ遊びとしてすることです。そのためには、時間的、精神的なゆとりが大切です。子どもの機嫌のいい、あまり無理にならない時間帯で、毎日することです。機嫌が悪くあまりのらない時は、イメージトレーニングだけ10分間します。楽しくできる時は、40分程度します。一日に何度しても構いません。根気強く一週間・毎日、楽しくできると習慣になり、『教室ごっこをして!して!』と、せがまれるようになります。こうなればしめたものです。しかし、同じ取り組みをしていると、飽きて興味を示さなくなります。子どもの知的好奇心や、やる気をくすぐる新しい取り組みや教材を探し求めるのが、週1回の教室の時間です。適齢期を書いてある教材カタログも参考になります。

 

 家でのごっこ遊びで同じ取り組みを毎日していると、当たり前ですが教室ではすごく早く正確にできるようになります。大きな声で『できました』と言って、教室の先生にしっかり誉めてもらいましょう。子どもはとっても素敵な笑顔になります。そこで『教室ごっこをたくさんしていて良かったね。またしようね。』と教室ごっこの価値を教えてあげましょう。うまくいきだすと、お子様の能力は、劇的に伸びていきます。子どもも親もうれしくなります。

 

 子育ては親しだいです。『毎日、子どもと一緒に、楽しい教室ごっこをするぞ!』と、固い決意をして、お子様の意欲を上手に引き出し、お子様にしかできないような能力、技能をつけてあげて下さい。親であることの喜びを実感できます。                ( 建 治 )