私の家族 2019年の夢づくり!

 新年明けましておめでとうございます。今年も、子どもたちの「幸せな自立」をめざして、職員一同、一生懸命に指導させていただきます。よろしくお願いいたします。

 

 古くからの諺(ことわざ)に、『一日の計(はかりごと)は朝にあり、一年の計は元旦にあり』というものがあります。計(はかりごと)、計画がなければ流され、成果を上げることはできません。時間を上手に使い、充実した一年にするためには、正月の今、家族そろって今年の目標、夢を出し合い、楽しみ笑いながら励まし合って実現していくことが大切です。

 

 楽しくわくわくドキドキするような目標、夢を出し合いましょう。○○を何個つくる。○○に行ってみる。○○をして遊ぶ。○○をして楽しみ、○○○の資格をとる。○○ができるようになる。○○を上達させるというような、楽しい目標をたてましょう。

 しなければならないこと、すべきことを目標にしてはいけません。大好きなことを中心にして、更に発展させるような目標をつくります。点検しやすいものにしておくと、成果が見えやすく意欲が長続きします。

 

 家族みんなの目標・夢を出し合ったら、掲示しましょう。『2019年 家族みんなの目標・夢』というコーナーをつくり、個々人の目標を書いた紙を貼ります。場所は、台所や居間、トイレなど、みんながいつも利用し見る場所です。毎日、目標を見て、実現のためには、今何をしたら良いかを考え、実行するようにします。家族がみんなの夢を知り、応援し、援助しあうのです。離れて暮らしているおじいさんやおばあさんの目標も一緒に貼っておきます。家族が集まった時には、達成状況などを発表し合えば更に楽しく、頑張る心が強くなります。

 

 目標や夢を途中で変更するのは、大いに結構です。具体性に欠けていて点検しにくかったり、実現がとうてい無理だと分かったり、更に素晴らしい目標が見つかったり、何となく気が変わった時は、その人の目標だけを書き換え、貼り直します。目標を変更するたびに目標づくりが上手になり、自分らしさが見えてきます。大切なのは、いつも目標を意識して、実現のために行動し努力することです。

 

 毎日寝る前には、目標が達成して喜んでいる自分や家族の笑顔をイメージして楽しみましょう。このイメージがはっきりとできるようになると、達成はもう目の前です。これから先、何をすれば良いかも見えています。ますます意欲的になり、幸せな気持ちになり、ぐっすりと眠ることができます。

 

 目標づくり・夢づくりは、望ましい自分づくりであり、自己実現プログラムの第一歩です。子どもも大人もみんなが一緒にできる幸せづくりの作業です。お正月の今だからこそ、目標・夢の種をまき、一年かけて大切に育て、立派な大木にしていきましょう。家族みんなが笑顔になれる幸せな時間づくりです。                                    ( 建 治 )