上手な子育て・6つのポイント
七田教育の提唱者、七田眞先生が子育てに熱心なお母さん方が、子育てに失敗しないようによく言われていた『上手な子育て・6つのポイント』を改めて紹介したいと思います。
(1)子どもの短所を見ない
長所をさがして認め、上手に誉めます。すると短所は自然に消えていきます。短所を見つけて注意して直そうとすると失敗します。いつも意識して良いところを探すようにします。
(2)子どもの成長を途中の過程と見る
今の姿をできあがったものと見ないようにします。成長途中の姿だと見るのです。これからどんどん良くなっていくのです。こう考えれば、今遅れていても気になりません。あせる必要はありません。毎日少しずつ成長すればいいのです。コツコツが大切です。
(3)完全主義では育てない
子育ての基準がとても高い親御さんがいます。子どもがすることに、はじめから完全を求めているのです。子どもにとっては、はじめてのことですから、できなくて当たり前です。できたところを探して、『できたね。すごい!』と誉めてあげ、自信を持たせてあげて喜んでするようにします。自分からするようになると、大きく伸びます。
(4)他の子どもと比較しない
我が子を他の子どもと比較しないようにしましょう。我が子は我が子なりの個性で伸びているのです。どの子にも個性があります。我が子が好きなこと興味があることを探し、上手に誉めて伸ばしていけば、その分野で傑出し光り輝く存在になります。
(5)学力中心で育てない
学力はとても大切です。だからといって、学力中心で育てるとおかしくなります。心を中心にした子育て、得意なことを中心にした子育てをすることです。それが結果として、学力を高めることになります。
(6)そのまま100点とみる
子どものいいところ、少し良くなったところを認め、誉めてあげます。そのままの姿を100点とみて、子どもに伝え、抱きしめて一緒に喜びます。認めて誉めてあげれば、子どもはいい方向に変わり150点、200点になります。
親は、ついつい子どもの短所が気になり、良くしようと怒るように厳しく注意をしたり、他の子どもと比べて馬鹿にしたように皮肉を言ったりします。これをすると、子どもは後ろ向きになり、意欲や笑顔が消失し、親子関係も悪くなり、子育てに失敗します。上記6つのポイントは、七田眞先生が同じことを言葉を換えて教えてくれているのです。「愛して」「認めて」「誉めて」育てることです。七田眞先生がいつも言われていました。 ( 建 治 )