子どもの楽しい未来イメージ

 人間の潜在意識は、ものすごい力を持っています。それは「イメージしたことは実現する」というものです。強くイメージしていると、体が勝手に動き、実現に向けての努力をはじめ、力をつけ、いろいろな幸運を引き寄せ、イメージした通りの現実が訪れます。このすごい力を上手に使うと、とても楽しくて幸せな将来を築くことができます。無理に無理を重ね、死ぬような努力をしなくても夢が実現できるのです。ポイントは、未来の姿をどのくらい具体的に細かくイメージできるか、またイメージを修正しながら長い期間イメージし続けることができるかの2点です。この作業はとても幸せな活動です。

 

 まず、夫婦で子どもの未来について、楽しく語り合いましょう。「こんな人生が送れたらいいね」「こんな特技があればいいね」「こんな学校に行けたらいいね」「こんな友だちができたらいいね」「こんな仕事ができたらいいね」「こんな資格が取れたらいいね」「こんな人と結婚できたらいいね」「こんな趣味が持てたらいいね」「こんなことをして一緒に遊べたらいいね」「こんな所に住めたらいいね」「こんな笑顔だといいね」………。将来の我が子の幸せな様子を楽しくイメージします。いろんなアイデアや想いが出てきて、笑顔いっぱいになります。

 次に子どもも入れて、一緒にイメージしましょう。子どもに聞きます。『○○ちゃんは何が好き』『○○ちゃんは大きくなったら何がしてみたい』『○○ちゃんは、どんな友だちが好き』『○○ちゃんはどんな学校に行って勉強したい』『○○ちゃんはどんな人と結婚したい』……。うんうんと言って、本気で聞いてあげます。なかなか答えられないときは、夫婦で話し合った楽しいことをさりげなく教えてあげます。「△△みたいなことができたら楽しいよ」「□□の学校は、なかなか面白そうだよ。」親のイメージを押しつけず、子どものイメージを大切にし、具体的なイメージができるようにしていきます。将来の仕事についてのイメージは大切です。我が子にしかできない仕事、やりがいがあり、人類・地球のためになるような仕事、生活していくのに必要な金銭を得ることができる仕事、熱中・没頭できるような仕事をイメージできれば最高です。親のイメージも子どものイメージもどんどん変化していきます。それでいいのです。

 1年先のイメージづくり、3年先のイメージづくり、5年先のイメージづくり、10年先のイメージづくり、20年先のイメージづくりをしてみましょう。先を見通す力がついてきます。今、何をしていけばいいかも分かってきます。子ども自身のイメージを楽しくふくらませ、詳細なところまで見え、具体的なイメージをつくっていくのが目的です。親子の楽しい会話が進み幸せな時間になります。

 笑顔で、幸せな生活をしている30年後の我が子の姿がイメージできれば、大成功です。その側で、コニコニしている自分をイメージして、ニコッと微笑み、良かったなあと幸せ感に浸りましょう。その気持ちを言葉にして言い合いましょう。イメージに感情を添えると、更に実現性が増してきます。この作業は、とても幸せで、それでいて、とても重要な作業です。あなたのお子さんの未来を、幸せなものにする一番の方法なのです。夕食後、ゆったりした時に、家族全員で楽しみましょう。あなたと配偶者の楽しい老後の姿をイメージするのもお忘れなく!              (建治)