幸せな将来のイメージづくり
20世紀、精神世界最大の発見は『イメージしたことは実現する』ことだと言われています。病気になるのが恐くて病気になって苦しんでいる自分の姿をイメージすると病気になります。楽しいこと、素晴らしいことをイメージするとそうなります。世界の一流のアスリートは、自分が一位になり優勝台の上で金メダルをもらい、喜んでいる自分の姿をイメージしています。人間の潜在意識は、すごい力を持っていて、強くイメージしていると、体が勝手に動き、実現に向けての努力をはじめ、力をつけ、色々な幸運も引き寄せてくれるのです。そしてイメージしたとおりの世界が実際に訪れます。この能力を上手に使うと、幸せな将来設計ができます。無理を重ねないでも、楽しく遊びながら自分が想う素晴らしい将来が実現できるのです。ただ具体的なイメージが明確になり、強くイメージできるまでには時間がかかります。できるだけ早くに始めるのがポイントです。また一人でするのではなく、家族を巻き込みみんなでするのが大切です。これができるのは親だけです。
まず、夫婦で我が子の将来について、楽しく語り合いましょう。「こんな性格の子どもになってくれたらいいね」「こんなことに興味を持ってくれたらいいね」「こんなことをして楽しく遊べたらいいね」「こんな学校に行けたらいいね」「こんな仕事ができたらいいね」「こんな資格が取れたらいいね」「こんな人と結婚できたらいいね」「こんな子どもに恵まれたらいいね」「こんな笑顔だといいね」‥‥‥‥2歳の時、4歳の時、小学生の時、中学生の時、その時々の我が子の幸せな様子を楽しくイメージします。いろんなアイデアや想いが出てきて、とても楽しく幸せな作業です。それを書き出し、提示します。毎日掲示物を見て、ニコニコしながら繰り返しイメージします。イメージしていると変更があるので、しばしば書き換えます。
次に我が子を巻き込み一緒にイメージをふくらませます。子どもに聞きます。『○○ちゃんは、何が好き?どんなことをしてみたい?どんな勉強をしてみたい?』?うんうんと言って、本気で聞いてあげます。最初はなかなか答えられません。そんな時、親のイメージしている遊びや学習を楽しく一緒にします。楽しく粘り強く考えたり努力する素晴らしさを体感させてあげます。絵本を読んだり、図鑑を見たり、博物館や美術館、図書館、動物園に行ったり、一緒にスポーツをしたり、楽しくプリントコースをしたりします。
そのうち『○○ちゃんは、将来どんなお仕事がしたい?どんな学校に行きたい?どんな人と結婚したい?』と将来のことを聞いていきます。お手本はお父さん、お母さん、おじいさん、おばあさんであったりします。子どもの気持ちを全て受け取り、笑顔で聞いてあげます。親のイメージを押しつけず、一緒にイメージづくりをしていくことです。子ども自身のイメージを楽しくふくらませ、詳細なところまで見える具体的なイメージをつくっていきましょう。子どもと親のイメージは、子どもの特性や気持ちにより柔軟に変えていきます。子どもの頭の中に、将来に対して楽しくわくわくするようなイメージができれば、大成功です。イメージを更に強く明確なものにするために、現場に出かけたり、体験をしたりします。そしてまた楽しいイメージを修正していきます。
子どもの将来設計のイメージで大切な項目は、自立して愛に満ち溢れた生活をするのに必要な、「こんな仕事ができたらいいね」「こんな人と結婚できたらいいね」というイメージです。我が子にしかできない仕事、やりがいがあり、人類・地球のためになるような仕事、生活していくのに必要な金銭を得ることができる仕事、熱中・没頭できるような仕事につくこと。そして人生の最良のパートナーを見つけることです。笑顔で、幸せな生活をしている20年後の我が子の姿がイメージできれば、大成功です。その側で、ニコニコしている自分をイメージして、ニコっと微笑み、良かったなあと幸せ感に浸りましょう。
夕食後、ゆったりした時に、家族全員で将来のイメージづくりを楽しみましょう。あなたと配偶者の楽しく豊かな老後の姿をイメージするのもお忘れなく!
(建治)