親の仕事は 我が子の命を守ること!
親が我が子にしなければならない仕事とは、どのようなものでしょうか。
親の仕事とは、
『我が子の命を守り、我が子が幸せな自立ができるように教え導くこと』です。
「我が子の命を守る」とは、(1)健康でたくましい身体をつくること (2)外敵・危険から身を守る方法を教え、身につけさせることです。
(1)健康でたくましい身体をつくる ①規則正しい生活 ②食べること ③身体に悪いものを入れないこと ④適度な運動が必要です。
①規則正しい生活 早寝・早起き、入浴、睡眠、排便など毎日同じ時間に繰り返す生活習 慣をつけるのは、親にしかできないことです。最も大切なことです。
②食べること 身体は毎日の食事によりつくられます。基本的には、未精白の穀物食(玄米)をよく噛んで食べること。それを中心にして、身土不二(身近で採れるもの)、旬を食べることです。副食は「ま、ご、わ、や、さ、し、い、こ」が基本です。「ま」豆、「ご」ごま(種実類)、「わ」わかめ(海草類)、「や」野菜、「さ」魚(魚介類)、「し」しいたけ(きのこ)、「い」いも、「こ」酵素(発酵食品)です。家族そろって楽しく談笑しながら美味しく食べるのがベストです。そして食べ過ぎないことです。
③身体に悪いものを体内に入れないこと アレルギーや体調不良、精神不安定、発癌物質などになったりします。具体的には1980年に薬事法で表示が義務化されたもので、指定成分といいます。洗剤の界面活性剤として使われている直鎖アルキルベンゼンスルフォン酸塩(LAS)などは経皮吸収(皮膚から直接身体に入る)され、肝臓で解毒されずに全身をまわります。洗剤、シャンプー、ボディソープ、歯磨きなどは親の責任で選ぶ必要があります。また食品や化粧品が腐るのを防ぐ防腐剤として安息香酸、パラベン、ソルビン酸なども慢性毒性、アレルギーなどをおこします。アトピー、アレルギーはとても辛いものです。気になる方は相談ください。
④適度な運動 歩く、走るなど遊びの要素を入れて、楽しく毎日繰り返します。
(2)外敵・危険から身を守ること 事故などの危険から命を守る方法を教え、練習してできるようにします。
子どもの周りにある危険とは、交通事故,落下事故,やけど,刃物などによるけが,動物とのかかわりによるけが、人的悪意によるものなどがあります。実際の場面で、丁寧に根気よく教え、練習させ、自分でできるようにしていきます。
※大切なポイントは、自己管理能力をつけてあげることです。
最初は親が管理し、教え、制限し、禁止をして、できるようにします。そして徐々に自分で管理できるように、誉め認めながら教えていきます。食事は、食べ過ぎたり、体に良くないとわかっているのに食べたり、ついつい贅沢食になってしまいます。また、危険なことは、スリルがあり、緊迫感があり、面白いものです。どうすれば事故にあわず、けがをしないで冒険ができるのかを、自分で自分の心を管理しながら学んでいく必要があります。親の仕事は目を離さず見守もることです。
親の仕事は、子どもの命を守ることが第一です。それには、基本となる事項をしっかり教え、基本的生活習慣としてできるように習慣化し、それを持続できる自己管理力をつけてあげることです。
( 建 治 )