経済的自立② ~お金のこと~

我が子の幸せな将来、自立を考える時、親としてまず考えるのは「お金で苦労して欲しくない」ということです。お金とのつきあい方には、お金の主人になるか、お金の奴隷になるかの二つしかありません。多くの人はお金の奴隷になり、お金のためにしたくもない仕事をし、お金のことで夫婦げんかや兄弟げんかをし、盗みをしたり、他人を傷つけたりして不幸になります。

お金の主人になり、幸せな小金持ちになるには、お金についての基本的なことを知り、学び体得する必要があります。そのためには親が幸せな小金持ちになるにはどうすればいいかを考え、実践し、努力して、その過程を子どもと一緒に体験し、体得させることです。

幸せな小金持ちになるためには、まずお金にいいエネルギーを入れることを習慣化することです。『お金はいいもので、愛と幸せをもたらせてくれるもの』。お金を使う時には、感謝と愛を込めて、世界中を旅して、また仲間を連れて帰っておいでと言って、楽しく使うことを我が子と共にしていきます。

幸せな小金持ちになるには、基本的な原則があります。①大好きなことをことをして、たくさん稼ぐ。②社会の仕組み、時代の流れを知る。③賢く使う。④がっちり守る。⑤増やす。⑥分かち合うです。①については、今まで何度も書かせてもらいました。

今回は、③賢く使うことについて考えてみましょう。まずお金を稼ぐ時にかけた親の労力に感謝します。そこには、家族のために努力し頑張ってくれたお父さん・お母さんの「愛」がいっぱい詰まっています。心から感謝しお金を大切にします。二番目に「必要なもの」と「欲しいもの」の違いを明確にすることです。必要なものは、生活していく時に必要不可欠のもの、欲しいものとは、それがなくても生きていけるものです。この二つをいつも区別して考えます欲しいものが出てきたら、買うのを一週間待ちます。それでも欲しいなら、もう一週間待ちます。それでも欲しければ、そこで買います。この少しの時間待つ癖が、余分なものを買い、浪費することを防ぎます三番目に「生き金を使うこと」です。お金と何かを交換する時、必ずその価値以上のものかどうかを判断し、価値あることに使うことです。物の価値を見る目を養っていきますいい物を買い、大切に長い時間使う。学習や見聞を深める自己投資に使う。家族みんなの喜びのために使うことです。気がつけば、ゴミばかりを買っていたということにしないことです。

お金の主人になるためには、時代を読み、楽しくたくさん稼ぐ力をつけ、少しのお金を楽しく心を込めて使い、がっちりと貯めて守り、そして増やすことです。お子様と一緒に楽しく実践して、家族そろって幸せな小金持ちになりましょう

( 建 治 )