笑顔で暮らすために

 人は誰しも、『幸せになりたい』『笑顔で暮らしたい』『次から次へと素敵なことが起きて欲しい』『運が良く、ついている人になりたい』と本気で思っています。では、どうすれば、そうなるのでしょうか?

 自分が幸せになるには、自分の周りの人を幸せにすることです。まずは配偶者のために、いいと思うことをしましょう。次は子どものために、親のために、親族のために、近所の人のために、いいと思うことをしていきましょう。

 いいと思うこととは、明るい声かけであったり、ちょっとした片づけ・掃除であったり、肩もみであったり、笑顔であったり、誉め言葉であったり、「好きだよ」という意思表示であったり、お手伝いであったり、………。相手が気持ちよく、元気になれるようなことです。感謝されることを期待したり、恩着せがましく思ってはいけません。させていただいているのです。あなたが幸せでいい気持ちになるためにさせていだいているのです。

 あなたの相手を思う気持ちは、必ず伝わります。根気強く待ちましょう。あなたの周囲の方に変化が現れてきます。心が広くなり、ゆとりができ、あなたに対して笑顔が出るようになります。楽しい前向きな会話に花が咲くようになります。周囲のみんなに意欲が出てきます。あとはプラスの循環です。素晴らしいこと、楽しいことが次々に起こりますよ。

 いい運気をつかみ、笑顔で暮らすためには、朝が大切です。そのためには早寝をして充分な睡眠をとることです。スッキリと目覚め、太陽の光を浴び深呼吸をして、太陽のエネルギーで身体を満たし、大きな声で『おはようございます!』とあいさつをすることです。台所で、居間で、そして配偶者や子どもたちには満面の笑顔を添えて『おはようございます!』。そして、ゆとりをもって朝ご飯をみんなで楽しく食べましょう。朝から頭はクリアで、家族みんな元気が出てきて、今日一日、頑張ろう!という気になります。爽やかで、いい気持ちの朝をつくることが幸せの循環の第一歩なのです。

 次に幸せ、笑顔、運気をつかむには、片づけ・掃除をすることです。片付けや掃除を少しずつして、あなたの周りの環境を気持ちよくすることです。誰かがしてくれるだろう。今は忙しいから‥‥‥では、ありません。ゴミが落ちていれば、拾ってゴミ箱に入れる。ちょっとした片付けをする。時間はかかりません。気がついたら、すぐ実行です。あなたの周囲がだんだんときれいになっていきます。それにつれて、運気が良くなり、笑顔が出てきて、心にゆとりができてきます。ますますみんなのために働くことができるようになります。気持ちのいい空間作りは、あなたを幸せへと導いてくれます。あなたの真似をする人も出てきます。そうなれば、大成功です。

 「みんなのために働くことが自分を幸せにする」ことを子どもに教えましょう。それには一緒に実践して、みんなのために働くことが、どれだけ気持ちが良く、幸せでいい気持ちになれるかを体感させてあげることです。子どもへの一番のプレゼントです。  ( 建 治 )